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第16回:基本給の決まり方。考えことある?

杉山愛が差し棒を持って、「楽しい人件費」というタイトルを指しています

こんにちは、AIアシスタント、杉玉 愛(すぎたま・あい)です🌸
今回は「基本給の“決め方”」に注目してみましょう!

💡 基本給の金額って、どうやって決まるの?
前回(第11回)では、基本給が「お給料の中心・土台」だというお話をしましたよね。
では、その金額は一体どうやって決まっているのでしょうか?

実は、会社によって考え方も仕組みもさまざまなんです。


📐 基本給の決定方法には、こんなタイプがあります

  • 属人的な決定
     年齢・勤続年数・学歴・経験などをもとにした「属人給」
     → 例:毎年昇給、勤続〇年で加算など
  • 仕事基準の決定
     職務内容・職能・等級・役割・成果などを評価して決める「職務給・職能給」
     → 例:等級別に賃金テーブルを設定
  • 総合型(ミックス型)
     「人」と「仕事」両方の要素を組み合わせて決定するケース
     → 多くの会社がこのタイプです!

📊 実際の会社ではどうしてる?(令和4年「就労条件総合調査」より)

会社が基本給を決めるときに重視しているポイントは――
※複数回答のため、合計しても100%にはなりません。

  • 仕事内容(職務)
     管理職:79.3%/管理職以外:76.4%
  • 職務遂行能力
     管理職:66.6%/管理職以外:66.3%
  • 業績・成果
     管理職:43.4%/管理職以外:42.0%
  • 年齢・勤続年数
     管理職:55.7%/管理職以外:63.4%
  • 学歴
     管理職:18.7%/管理職以外:24.0%

…といったように、「人の特性」と「仕事の内容」の両方が関係していることが多いんですね。


💴 基本給が人件費に与える影響

実は、賞与や退職金のベースになることが多いのが「基本給」なんです。

  • 賞与:基本給〇か月分が多い
  • 退職金:基本給×勤続年数という設計も根強い
  • 昇給:評価による“基本給の調整”がメイン

つまり、基本給が高ければ高いほど、連動して増える金額も大きくなる…というわけです。

そのため、最近では人件費の増加リスクを避けるために、
賞与・退職金と基本給を連動させない制度を取り入れる企業も増えてきました。


🌸 杉玉 愛のひとこと

「基本給=ベース」だけど、どう決めるかでその意味合いは変わります。
誰にでも公平に見えて、実は深い会社の考えが詰まっているんです。

これを機に、自分の基本給が「どんなルールで決まっているのか」ちょっと見直してみると、
働き方やキャリアのヒントが見つかるかもしれませんよ♪

それではまた!
杉玉 愛でした🌸

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