こんにちは、杉玉 愛(すぎたま・あい)です。
今回は、「人件費管理の業務って、どうやったら乗り越えられるの?」というテーマでお話しします。
引き継ぎゼロ、マニュアルなし、理解のある上司もいない…!?
「今日から人件費管理よろしくね」
って急に言われても、何から手をつけたらいいのか…戸惑う方も多いのではないでしょうか。
実際、こんな三重苦が多いんです:
・引き継ぎがない
・マニュアルもない
・上司もあまり理解していない
そんなあなたのために、このコンテンツがあります。
効率よく、そして実務に直結する学びができるよう、たくさんの記事を用意していますので、どうぞ頼ってくださいね。
人件費管理を乗り越えるために大切な5つのこと
人件費管理って、ちょっと特殊。
でも、次の5つのことをしっかり押さえておけば大丈夫です。
① 人事制度(賃金制度など)を理解すること
人件費の大部分を占めるのが、賃金と賞与。
それらは、人事制度によって決まっています。
賃金規程や就業規則に目を通すのはもちろんのこと、「なぜそうなっているのか」という背景を知ることも大切。
実は…昇給や賞与のルールって、明文化されてないこともあります。
前任者から“口伝”で引き継がれるような、いわば企業の“秘伝のたれ”があったりして。
このサイトでは、そんなルールの探し方や、規程を読み解くポイントも紹介しています。
② 人件費の“独特さ”を理解すること
人件費は、他の経費とぜんぜん違う動きをします。
たとえば:
採用したら、基本給だけでなく、残業代・賞与・通勤費・健康診断…と次々に費用が発生
給与は出てないけど、社会保険料は発生する(例:休職者)
この「ひとにひもづくお金」の動きが、複雑で面白いところでもあります。
③ 会計の知識を身につけること
人件費は、会社のお金の流れに直結するので、会計の知識は必須です。
特に「簿記」を少しでもかじっておくと、グンと理解が深まります。
・損益計算書(PL)だけじゃなく
・貸借対照表(BS)にも人件費は関わってくる!
経理部門・監査法人・税務署とのやり取りにも対応するには、
「仕訳の意味」や「勘定科目の背景」など、実務で使える知識があると安心です。
このサイトでは、人件費に特化した勘定科目の使い方も詳しく紹介しています。
④ 法律の知識もじつは大事
人件費って、労働法・社会保険法・税法の知識が全部絡んできます。
・労働基準法(最低賃金・残業代の基準)
・健康保険法・厚生年金・労働保険徴収法
・所得税法・法人税法…
「えっ、人事の仕事なのに税法も?」
…と思うかもしれませんが、じつは関係あるんです。
とくに最近はアウトソーシングの影響で、このへんを飛ばしてきた人が多く、
いきなり人件費を任されて戸惑うことも。
このコンテンツでは、必要な法知識をかみ砕いて紹介していますので、ご安心を。
⑤ エクセルは、やっぱり強い味方!
資料作成には、やっぱりExcelスキルが欠かせません。
関数の使い方はもちろん、可能ならExcel VBA(マクロ)も学ぶのがおすすめです。
VBAを使えば…
5時間かかっていた作業が、数秒で終わる!
なんてことも。
私も、最初は「コード?わからん!」って思ってたんですが、勉強していくうちに、“ゲームみたいで楽しい!”とハマっていきました。
「でも、コード書くのはちょっと…」という方には、Power Query(パワークエリ)などのノーコードツールもありますよ。
このシリーズでは、初心者でも実務で使えるエクセル術をご紹介しています。
最後にひとこと。
人件費管理って、はっきり言って難しいです。
でも、そのぶん身につけたスキルは一生もの。
・数字に強くなる
・法律と制度に詳しくなる
・経営に近いところで活躍できる
そんな魅力が詰まった分野です。
わたしと一緒に、一歩ずつ克服していきましょうね!
この記事へのコメントはありません。